岐阜県の多重債務者支援で1億1600万円の成果岐阜県 多重債務者支援:2010年11月22日
岐阜県では、税金を滞納している多重債務者を支援する取り組みを09年度から進めており、回収した過払い金や債務整理で解消した借金の総額は1億1600万円を超え、また、それによって税金未納分1400万円を徴収した。
岐阜県は昨年4月、県と各市町村に設けた納税相談窓口で、税金滞納者で多重債務を抱えている人の相談の受け付けを開始。
過払い金などがあれば、弁護士を紹介し、法的な手続きを支援してきた。
9月末までに計405人から相談があり、64人が弁護士による法的手続きを開始した。
うち28人については、借金解消で約4340万円、過払い金回収で7270万円の効果を上げ、計1400万円の納税につながったという。
県税務課は「多重債務に困り、税金を滞納している人はまず相談してほしい」と呼びかけている。
雑感
国が多重債務者に対して積極的に支援をすることは非常に良いことだと考えています。
借金問題を債務整理で解決するという知識は、意外と広く普及していないので、岐阜県だけでなく全国の都道府県にもこの運動は広まってほしいものです。