武富士、大阪市で債権者説明会。過払い金の返還額の大幅削減も。:2010年10月05日
会社更生法の適用を申請した武富士は5日午後、大阪市内で債権者説明会を開いた。
説明会では保全管理人が顧客などに対し、更生法を申請することになった経緯や、今後の経営再建の見通しについて報告した。
武富士は顧客が過去に払いすぎた利息(過払い金)の返還負担が経営体力を超え、自力再建を断念。
9月28日に東京地裁に会社更生法の適用を申請した。
武富士は法的整理の枠組みを活用することで債務を圧縮し、新しいスポンサー企業の下で、早期に経営を立て直したい考えだ。
出席者によると、武富士側は顧客が過去に払い過ぎた利息の返還額について「一般の債権と同様、大幅削減の可能性はある」と説明。
具体的な削減率は「調査中」とした。
一方、顧客は武富士の更生法申請で、過払い金の返還を受けるには約4カ月以内に裁判所に届け出る必要がある。
武富士への返還請求は現在、未払い分で11万件(1700億円)。
ただ、保全管理人によると、未請求分を含めると200万件前後(1兆〜2兆円)に膨らむ可能性がある。
雑感
武富士から返還される過払い金の減額が避けられない見込みとなっているようです。
未請求分が1兆〜2兆円存在するということですので、お心当たりのある方は早目に弁護士や司法書士に相談をするのがよさそうですね。